カテゴリ:ケア用品 > 成分

と、ミナミの帝王で言ってましたw モゥブレィ プレステージ シリーズが高価格路線をばく進中。

モゥブレィ プレステージ ナチュラーレ パームオイル 2160円/80ml
モゥブレィ プレステージ クラシックシアバター シアバター 3240円/30ml
モゥブレィ プレステージ リッチデリケートクリーム アボカドオイル 1620円/50ml
モゥブレィ デリケートクリーム ラノリン 972円/60ml
サフィール デリケートクリーム ホホバオイル 1080円/50ml
コロンブス ブリオ レザーコンディショニングクリーム ホホバオイル 1944円/90g

 <参考価格>

※ 精製ラノリン(淡黄色〜帯黄褐色で有臭)をさらに精製したものが吸着精製ラノリン(白色〜淡黄色でほぼ無臭)。モゥブレィ デリケートクリームが安めの精製ラノリンか、高めの吸着精製ラノリンのどちらかは不明。
※ アボカドオイル、ホホバオイル、パームオイルの比重は約0.9なので、100mlは約90g。
※ オーガニック認定とは、有機栽培のことで、各国各団体で認定基準は様々。
※ ラノリンとホホバオイルは赤色の連結箇所(エステル結合)が1つなので化学的には蝋に分類されるが、常温でペースト or 液体のため、油脂と同じ保革効果が得られることが知られている。

ホホバオイル(ホホバロウ) vs 鯨油(鯨蝋) vs 植物油 | La Ronna Jojoba Co.
JOJOBA-SPERM WHALE-VEG OIL copy






乳化性クリームをDIY

 酸化しない程度の温度を保ちながら100均の電動ミニクリーマーで混ぜるだけ、と簡単そうには見えますが、油分と水分が分離しないクリームを作るのは、それなりの練度が必要なようです。また、常温長期保存するには合成防腐剤の量を増やす必要があるでしょうか。

(1) 写真付き解説

(2) ノウハウ

(3) 原価計算

アボカドクリーム

アボカドオイル (大さじ1) 15g 87円
580円/100mlを買った場合。
未精製シアバター (小さじ1) 5g 26.5円
ホホバオイル (小さじ1) 5g 50円
ビタミンEオイル (小さじ1/2) 2g 38円
酸化防止剤
ステアリン酸 (小さじ1) 5g 25円
乳化剤
精製水 25ml 9.5円
TGR 10滴 80円
天然防腐剤(ティートリー、ローズマリーオイルエクストラト、グレープフルーツシードエクストラクト)、合成防腐剤(ジアゾニジニル尿素、メチルパラベン、ポリパラベン、プロピレングリコール)
  • 保存の目安(TGR入れない時) ・・・ 冷蔵庫で1〜2週間
  • 保存の目安(TGR入れた時) ・・・ 冷蔵庫で5〜6ヶ月
セラミド溶液 10滴 50円
水、保湿剤(グリセリン、セラミド3)、合成防腐剤 (パラペン0.2%)
ローズマリー精油 1滴 2.25円
香料
合計 約60ml 368.25円


<参考> オレンジフラワーのHPより


<参考> 音ズレがひどい。同時に再生させた後、上の音量をオフにすると何とか見れる。

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(1) 世界初のシリコーンレザーとそれを使ったブーツ(シリコーンレザーとそれを使ったブーツ)
(2) 手入れ用品(手入れ用品)
 (2-1) Scarpa(Scarpa)
 (2-2) Russell Moccasin(Russell Moccasin)
 (2-3) Red Wing(Red Wing)
 (2-4) Obenauf's(Obenauf's)
 (2-5) Aquaseal(Aquaseal)
(3) シリコーンは革に有害なのかどうか(シリコーンは革に有害なのかどうか)
 (3-1) シリコーンオイルは通気性がない?ある?、どちらがホントの話だ、的な(シリコーンオイルは通気性がない?ある?、どちらがホントの話だ、的な)
 (3-2) シリコーンオイルは革を乾燥させるので、革にはシリコーンオイルを塗らないほうがいい、という話(シリコーンオイルは革を乾燥させるので、革にはシリコーンオイルを塗らないほうがいい、という話)

(1) 世界初のシリコーンレザーとそれを使ったブーツ

 Sylflex®(Silicone Tanned Leather)
CHEMICALS - Chemical & Engineering News Archive

Sylflex, Silicone Tanned Leather | Chem. Eng. News, 1955, 33 (11), pp 1132–1133

 靴メーカー数社が、永久防水であり、屈曲状態で水を通さない革(履き皺から浸水しないという意味か?)を使った靴を今春(1955年)製造する。この革の新概念の登場は、柔軟性と通気性を保ちつつ防水性を上げるためのダウコーニング社のシリコーン製品である Sylflex で、靴用甲革を鞣した賜物だ。
 ゴルフシューメーカーの Charles. A. Eaton 社と Endicott Johnson 社が Sylflex を使った靴を製造し、ほぼこれと同じくして、Montgomery Ward 社が、Sylflex を使った Endicott Johnson 製ブーツを通信販売する予定だ。
 Sylflex はダウコーニング社の W. T. Rossiter 氏による長年にわたる研究の成果である。Rossiter 氏によると、Sylflex は「同じく新商品である Sylmer(布地用のシリコーン製品)とほぼ同じ効果を革にもたらす」。今日、市場には、防水レザーと呼ばれているものがあるが、・・・(続きは有料)


LIFE 24 Sep 1956

LIFE 24 Sep 1956


 革の肌当たり、感触を調整する工程です。 オイルエマルジョンを使って、革の中にオイルを浸透させ、柔軟さと強靭さを持たせます。

  • ケミカル系オイルエマルジョン
     オイルの量を多くすると、柔らかく仕上がる反面、重く、粘りを感じるようになります。オイルの量が少ないと、軽くサラサラに仕上がる反面、パサついた硬さがでるため、タンニン系レタンの革では、裂け易くなります。
  • シリコーン系オイルエマルジョン
     柔軟でサラサラと軽い感触になる。扱いやすいが、染色や仕上に高い技術を要するようになるため、万能ではありません。
  • フッ素系オイルエマルジョン
     防水革を作る際に使用します。革の基本特性である透湿性は保持されます。

 レタンニングと加脂の組み合わせで、革の質感の殆どが決定します。組み合わせの効果は単純では無いので、革の使用目的、使用環境、質感等、充分な打合せをしたうえで当社の技術者が処方の調整を行います。

加脂 | 水瀬製革所


Q. 革製品に白い粉状のもの、あるいは白いカビ状のものが吹き出してくることがありますが、これは何でしょう。

A. ・・・脂肪スピューは、衣料革に多く発生しています。固形パラフィン、固形シリコンや高級脂肪酸など高融点の脂肪を含有する加脂剤を使用した場合や、原皮中に含まれる脂肪の除去が不十分な場合に発生しやすい。通常、加脂剤によるスピューは革全面に、体脂肪によるスピューは動物の背線周囲に偏在しやすいのが特徴です。脂肪スピューも完全に防ぐことは困難です。

革と革製品に関するQ&A | 東京都立皮革技術センター


 Endicott Johnson ・・・ Soft, tan Sylflex Vulcanized upper leather

Popular Mechanics Oct 1959

Popular Mechanics Oct 1959


 Dunham ・・・ Sylflex® tanned waterproof breathable leather

Field & Stream Oct 1971

Field & Stream Oct 1971

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 熊の油がブームだったそうですね。
安心安全熊油100%の熊の油

安心安全熊油100%の熊の油 | あいしてあきた



 番組内では乾燥肌には馬油より効くとおおたわ史絵医師が仰ってました。
 「歳を老ってくると、さらには馬油の方が効果が上、もっと効果があるのは、「熊油」+ハンドクリームの組み合わせ」だそうです。

乾燥肌に最適な熊油 | あいしてあきた


 80g で 2,000円ってのはかなり安い↓。(上のお店↑は 20g で 2,625円)
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Pocket Book for the Leather Technologist, Fatliquoring (BASF) より。

BASF Fatliquoring


主な加脂剤

A. 生物由来の脂肪性物質
1. 植物性油
a乾性油 : 亜麻仁油、大麻油、ケシ油、ナッツ油、ウッドオイル・桐油
b半乾性油 : 菜種油、コーン油、ひまわり油、大豆油、綿実油、米油
c不乾性油 : オリーブ油、ヒマシ油、ピーナッツ油(ラッカセイ油)、果実核油
2. 植物性脂
ココナッツ脂、パーム核脂、パーム油脂、木蝋
3. 動物性油
a海生動物油 : アザラシ油、鯨油、イルカ油
魚油 : ニシン油、イワシ油、メンヘーデン油(ニシン科の魚)
肝油 : タラ肝油、サメ肝油
b陸生動物油 : ニーツフット油、ラード油
4. 動物性脂
牛脂・羊脂、ラード、乳脂肪、骨脂、馬脂(ホースグリース)
5. ワックス(ロウ)
a植物性:カルナウバワックス、キャンデリラワックス、モンタンワックス
b動物性:ビーズワックス、羊毛脂(ウールグリース)

B. 非生物由来の脂肪性物質
パラフィンワックス、ミネラルオイル、オレフィン、合成炭化水素、合成脂肪酸エステル・ワックス、高級アルコール、アルキルベンゼン
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<意外なモノでできる鞄の乾燥対策>

・・・適度な潤いを保つには、これまでは乳化性の革用クリームで水分と油分それに若干の蝋分を補うのが常套手段だった。これはこれで全く間違っていない。でも、もっと簡単で確実な方法が最近はあるのだ!

 女性のお肌を守ると近年評判の「極潤α化粧水」を一、二ヶ月に一度、鞄全体に補給してあげるのだ。含有するヒアルロン酸かリポ酸の効能だろうが、革が内部からふっくらして、自然な艶が見事に甦ってくる。乾拭きも不要なので面倒臭がり屋さんでも大丈夫。小生の経験では、特に厚手のブライドルレザーやグラブタンレザーで効果絶大。騙されたと思ってやってみて!ただし、このお手入れはあくまである程度使い古した革鞄にのみ有効。新品はかえって逆効果になるので気をつけて!


 「革が内部からふっくら」したのは、グリセリン、ブチレングリコール、ジプロピレングリコール、ヒアルロン酸の保水性によるものでしょうね。グリセリン入りの皮革用洗剤使用後、革のしっとり感がアップするのと同じ原理かと。

 「自然な艶がよみがえる」のは何故でしょう? 普通のケア用品の場合、ロウが革の表面粗さ(デコボコ具合)を小さくして、光が色々な方向に反射し難くなるのが、艶の出る原理だと思いますが、「極潤α化粧水」にはロウに相当する表面残留物があるのでしょうかね?

<追記(2010/9/20) グリセリンがロウのように革を保護するそうです。(Carr & Day & Martinより)>



 「極潤α化粧水」と、類似商品の「極潤ヒアルロン液」「極潤ヒアルロン液ライトタイプ」。化粧品の成分表示は多い順に書かれます。

成分
水、BG、グリセリン、ヒアルロン酸Na、アセチルヒアルロン酸Na(スーパーヒアルロン酸)、チオクト酸(α-リポ酸)、キサントフィル(ルティン)、DPG、PEG-80水添ヒマシ油、PPG-10メチルグルコース、(スチレン/ビニルピロリドン)コポリマー、カルボマー、ヒドロキシエチルセルロース、TEA、EDTA-2Na、BHT、トコフェロール、サフラワー油、メチルパラベン

※BGとは、1,3-ブチレングリコールの略であり、グリセリンよりもさらさら感を得られる保湿性のある液状水溶性成分である。
http://kw.allabout.co.jp/glossary/g_cosme/w005679.htm
成分
水、グリセリン、加水分解ヒアルロン酸(ナノ化ヒアルロン酸)、アセチルヒアルロン酸Na(スーパーヒアルロン酸)、ヒアルロン酸Na、PPG-10メチルグルコース、コハク酸2Na、ヒドロキシエチルセルロース、コハク酸、メチルパラベン
成分
水、DPG(ジプロピレングリコール)、エタノール、グリセリン、加水分解ヒアルロン酸(ナノ化ヒアルロン酸)、アセチルヒアルロン酸Na(スーパーヒアルロン酸)、ヒアルロン酸Na、コハク酸2Na、PPG-10メチルグルコース、コハク酸、メチルパラベン

※ジプロピレングリコールとは、保湿剤・乳化剤・殺菌剤・溶剤として使われる化成品である。 ジプロピレングリコールは、化粧品の伸びすべりを良くし、保湿剤として用いられるべたつきが少ない多価アルコールに分類される水溶性のベースである。潤いを保ち、みずみずしい肌にするために用いる。
http://kw.allabout.co.jp/glossary/g_cosme/w005859.htm
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